呼吸が通る
水面に浮いて潜る準備をする
大きく吸って
大きく吐いて
徐々に静かになってゆくと
吸っているのか吐いているのか解らなくなる。
ここが一番気持ちがいい。
緩み過ぎて、ぽかっとした口に水が入っているのにも気づかなかったほどのときもある。
大きく吸って吐いていると解っている時には
体が叩き起こされている感じがするけれども、
身体中に呼吸が廻っているとは言えない。
むしろ、その後に息を止めるということも忘れている静かな呼吸に入れたほうが結果、
長く息を止められる。
水に浮きながら
「似ているんだよな…マイムの身体のときと。」と度々感じる。
海も陸も変わらぬ状態になれるようだという予感がする。イルカのまま陸に居る。最近の探究ポイント🐬
それには『呼吸が通る』こと。
これはJIDAIさんの本に初めの方から書かれていて、
マイムの身体の種だと読み取っている。
呼吸は空気の入れ替えという生命維持装置としても重要だけれど、それ以上に出て入ってくるという繰り返される内と外との入れ替え。
呼吸を通して自分の内側と外の世界が呼応し合うということが「その世界に生きる始まり」として
大切なのではないか…。
たぶん日常でも
呼吸が通って繋がることで本当に安心して生きられる。
まだまだ好んでいる水の中でさえ閉じているけれど、
浮いているのか沈んでいるのかの曖昧な感覚のところで、まさか息を止めて『呼吸が通る』とはこのことだろうか…と静かに溶け合う感覚を味わうとは😑
#海に潜る
#呼吸が通る
#JIDAIさんの本には何でも書いてある
#アートマイム
#素潜り
🌊写真は昨年の「潜り納め」で岡本美鈴さん・波平さんに撮って頂いたもの